2017年9月16日(土)から28日(木)まで初台のNTTインターコミュニケーションセンター(ICC)と東京オペラシティアートギャラリーにて開催されている第20回文化庁メディア芸術祭受賞作品展の報道関係者向け内覧会にブロガー枠で参加させていただきました。
エンターテインメント部門の映画や動画、アニメーション部門のアニメ作品、マンガ部門のマンガはそもそも現地に行かなくても見られますが、作品の原画や資料なども展示されているのでファンなら十分楽しめると思います。
アート部門は実際に作品が展示されているので、ロボットやバイオなど解説をきちんと読まないと理解できない最先端のアートを実際に体感できるいい機会になるかと。
個人的に興味深かった作品を紹介していきます。個々の作品に関しての解説はサイト上に掲載されているのでそちらの内容を参照してください。
Ralf BAECKER氏のInterface I。薄暗い会場でカシャカシャと音を立てて動く作品はその不思議な動きがずっと見ていても飽きませんでした。
石黒浩氏と池上高志氏が代表の制作チームのAlter。このロボットの不可思議な動きは不気味でありながら、不思議と引き込まれるものがありました。
Benjamin MAUS氏とProkop BARTONÍČEK氏のJller。作品が何よりも大きくて非常にカッコよいです!無機質なマシンがなんとなく三途の川で石を積んでいるように見えてきてしまいました。
Ori ELISAR氏のThe Living Language Project。ペトリ皿の上にバクテリアを利用して描かれた小ヘブライ文字が青紫に光るさまは厨二病心をくすぐられました。
それとMUSIC VIDEOでSNSの話題をかっさらった岡崎体育氏も急遽内覧会に参加されていたのですが、「YouTubeで見られますよー」と言っていて案内係の方が「ここなら大きなディスプレイで見られますので!」とフォローしていたのが笑いました。「制作費6万円なのでここに展示されている作品で一番お金かかってないと思います」と言ってて、思わず納得。例のパーカー姿でとても素敵でした。
何と言っても入場無料なので芸術の秋にピッタリなイベントではないでしょうか。情報感度の高いあの子をデートに誘ってみては?
現地まで行けない方は受賞者コメント付音声アプリが期間限定で公開されているのでダウンロードして聞いてみるだけでも楽しめるかと思います。